ラリー北海道まで1週間。来週の水曜日は、帯広の森に設置されるラリーHQ(本部)も開設、選手の参加確認も始まり、今年も十勝の地にてラリー北海道が始動する日です。
今年のゼッケン1番を背負うのは、お馴染みCusco Racingのマイク・ヤング選手。昨年のラリ―北海道やAsia Cup/JSR前戦であるモントレーでは、同チームを擁するキャロッセ社独自開発のVitz 4WDのステアリングを握りましたが、さて今回は…?
さすが日本の誇る名門チーム、やってくれました。すでに同チームのプレスリリースやメディアでの報道でご存知の方も多いと思いますが、新たに開発を続けていたTOYOTA C-HRをヤング選手に託し、このラリー北海道でデビューさせるのです!
エンジンはYARISで実戦を重ねた、レクサス製をベースとした2Lターボのレーシングエンジン「TRD-8AR」を積むものの、マシンのサイズはAPRCの定めるAP4規格に収めてあるとのこと。オーストラリアやニュージーーランドの国内選手権でトップカテゴリーを戦うAP4規格の車両は戦闘力もFIA規定のR5車両に迫るものがありますが、このC-HRもその領域に迫るパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。今年も「ラリーのために生まれたマシン」の迫力をラリー北海道で体験することができます。まさに今回最大の注目の的でしょう。
白をベースに赤をあしらったCusco Racingのリバリーを纏う、美しくも力強いC-HR。十勝の雄大なステージを疾走する姿を見るのが楽しみですね!
■Cusco プレスリリース:次期ラリーマシンとなるトヨタC-HRラリーカーを製作
■Cuscoプレスリリース:FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)
(イラスト提供:YODA Rallying)