9月18日金曜日、ついにラリーが始まりました。
午前中にレッキと車検を終えた選手は、一部が12:00からのシェイクダウンに参加、観客の見守る中、夜のSS1に向けてクルマの仕上がりを確認していました。
その後14:30からは記者会見。APRCの会見では現在シリーズ第一位のポンタス・ティデマンド選手、同じく二位のガウラヴ・ジル選手、2006年JWRC世界チャンピオンのパトリック・サンデル選手、そして日本のCuscoチームから参戦のマイケル・ヤング選手の4名が招かれ、これから始まるラリーへの抱負を語ってくれました。
JRC(全日本選手権)の会見ではJN6クラスのリーダーである新井敏弘選手、同じく二位の勝田範彦選手、次いでJN5クラスのトップである天野智之選手と、地元北海道から全日本選手権に参戦し3戦中2戦で優勝を収めて、シリーズ優勝を狙っている関根正人選手が招かれました。4選手共に雨がラリーのカギになるとコメントしているのが印象的でした。
さて、舞台は北愛国サービスパークに戻り、ファンの皆さんのためのラリーショーが始まりました。ラリーカーを間近で見、選手からサインをもらったり握手をしたりと、あいにくの天候にも関わらず来場していただいた多くのファンからの応援はしっかりと選手に伝わったことでしょう。
ラリーショーの後は、スタートの儀式ともいえるセレモニアルスタート。ゲートをくぐり、ファンや来賓の見守る中、APRCは961.27km、JRCは741.66kmに渡るラリーのスタートを切りました。
そして、雨はますます強さを増す中、SS1 SATSUNAI RIVERにて競技の火ぶたは切られました。僅か1km弱の短いステージではありますが、この週末を占う最初のステージだけに、各選手とも気合充分の走りを見せてくれました。
Leg 1B、9月19日土曜日の競技は08:28スタートのSS2 RIKUBETSU LONG 1から始まります。過去に多くのドラマを生んできた、ラリー北海道の名物ステージともいえるRIKUBETSU LONG。各選手の健闘を祈ります。