競技の途中ですが、これもまた普段は立ち入れないエリアをご紹介いたしましょう。ラリーコントロール(管制)です。
この部屋には、各ラリーカーのトラッキングと、各SSとの無線通信経路が確立されていて、競技の進行状況を逐一把握しています。
参加台数が多く、距離も長いラリー北海道のようなラリーでは、JRCの最終号車が一つのSSを走っている間に、APRCの先頭号車は次のSSを終えていたり、一つのステージで1ループ目が終わったと思ったら、すぐに2ループ目の先頭号車が来る、などということは珍しくありません。そういった事柄をの全体像を頭に描き、常に情報を更新しながら競技を進めていくのは熟練の賜物と言えるでしょう。
競技長は通常はこの部屋に詰めており、隣にトラッキングと計時部門が並んで、ラリー北海道の頭脳さながらの様子となっています。