RJ車両でAPRC参戦可能に!

2014-01-06

APRCよりレギュレーションの変更についてプレス発表がありました。
これによると、2014年APRCにRJ規定の車両やオーストラリアのCAMSのG2車両規定での参加が可能となります。これらの車両規定に適合する車両は詳細なホモロゲーション不要でAPRCに参加する資格が与えられました。ただし、いかなる場合もFIAの安全規定に合致している必要が有ります。
また、チームアワードの変更として、1つのチームが1つの車両を6戦以上のAPRCイベントに参加させる場合、イベント毎に異なるドライバー及びコ・ドライバーを投入できる。また、この際、ドライバー及びコ・ドライバーは選手権ポイントを獲得できる資格を持つ。
詳しい内容は
http://fiaaprc.com/2013/12/aprc-opens-door-cars-2014/
上記の和訳文を以下に記載致します。(和訳文と英文に差異が生じた場合は英文を優先して下さい。)

「2014年のAPRC、より多くの車両に門戸を開く」

2013年12月28日

APRCワーキンググループにより最初に提案され、FIAに承認されたエキサイティングな新ルールが、より広い範囲の車両がアジアパシフィックラリー選手権に参戦することを可能にすることとなった。

JAF(日本自動車連盟)のRJ車両規定及び、CAMS(オーストラリアモータースポーツ連盟)のG2車両規定に適合する全ての車両は、詳細なホモロゲーション不要でAPRCに参戦する資格が与えられた。

JAFのRJ車両規定は広範囲にわたる市販車を最小限の改造で使用することを可能にし、CAMSのG2車両規定は高い費用を要するホモロゲーション手続きなしで、FIAのR3車両規定に近い2輪駆動の車両を製作することを可能としている。

もう一つ、2014年のAPRCに、チームアワードについての新たなオプションが追加された。これは、一つのチームが一つの車両を6つのAPRCイベントに参戦させた場合、イベントごとに異なるドライバー及びコ・ドライバーを投入することができるというもので、それぞれのドライバーとコ・ドライバーも選手権にてポイントを獲得することができる。

APRC幹部のピーター・マクニール氏は次のように述べている。「これは選手権にとって、特に競技に参加できるラリーカーの範囲を広げるという意味において、良いニュースだ。RJ車両はグループNほどではないが標準的で、トヨタ86やスバルBRZを始めとして、マツダや日産、スズキのモデルなどを参戦可能とする。我々は過去12か月に渡ってFIAとこの件について協議しており、彼らも今や地域選手権はより多くの選手を惹きつけるためにはもっと大きな自由度が必要だということを理解している。」

「さらに開発が進められてパワーがある車両を望むならば、CAMSのG2規定によってFIAのR3規定と同等の車両を製作することもできる。例として挙げるならば、2013年にAPRCの2WDカテゴリーの勝者であるトヨタ・ヤリス(ヴィッツ)を、今は本格的なR3相当の車両として作り上げることができる、ということがある。」

「チームアワードに対する変更は、各チームがカスタマーのドライバーをチームの2台目或いは3台目として走らせることができるようにする。APRCのイベントに参戦したいが、シーズンのフル参戦は難しい、という選手は多い。この方法によって、こういった選手も選手権の一部に参戦し、ドライバーポイントを挙げることができるようになる。」とマクニール氏は語った。

FIAの他の地域選手権の車両規定に対して既に承認を受けている車両は、引き続きAPRCに参戦することができる。これは、アルゼンチンにてローカルのホモロゲーションを受けているマキシ(Maxi)車両や、南アフリカのVWポロR2も含まれる。

現在ニュージーランドで製作されているマキシ車両のように、さらなる改造を受けている車両は、引き続きそれぞれの国のスポーツ協会組織にてホモロゲーションを受ける必要がある。

2014年のAPRCは4月12〜13日のニュージーランドのラリー・ワンガレイを最初のラウンドとして、ニューカレドニア、オーストラリア、インド、マレーシア、日本、中国、タイの7つの国にて、7戦に渡って争われる。

新たなレギュレーションについての詳細は、FIA地域ラリー競技規定を参照されたい。

なお、どのような場合でも、車両はFIAの安全規定に合致している必要がある。

更なる情報は:www.fiaaprc.com and www.aprc.tv
CAMS Group G 2014 規定 (案): http://fiaaprc.com/wp-content/uploads/2013/12/CAMS-DraftRally17-GroupG-2014-v3a.pdf
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